中高音が曇る? YAMAHA NS-1000M
何年か前に構築したセカンドシステムのヤマハNS-1000Mの音にずいぶん馴染んできている
あるとき、どうも中高音のキレが いまひとつの感じに聞こえた
しかしそのキレの悪さは一瞬だけであった

キレの悪さというか 少し曇ったような表現になるとでもいおうか
気を取り直し改めて音楽に浸りきっていたのだが、一瞬の出来事でも やはり気になってきたので、
この原因を探り改善すべくシステムのチェックを行うことにした
スピーカーケーブルのチェック
ケーブルの接続が甘いと似た様な症状が出る
チェックしたところ異常ナシ
しっかりと接続されている
インターコネクトケーブルのチェック
接続が不完全だったり、ブラグとケーブルとが断線気味だと似た症状になる
チェックしたところ、ここも正常
電源ケーブルやインターコネクトケーブル接続部分のクリーニング
接続部分が汚れていることによる信号の欠落の防止
ここも大きな汚れは見当たらない

念のために接点をクリーニングする
機器のセッティング位置の確認
接触抵抗の少ない素材を使用していることもあり、いつの間にか位置がズレていたりするのだが、
チェックしてみたところ、スピーカーのインシュレーターが若干ズレていたが、キレが悪くなるほどの
ズレではなく許容範囲内である
NS-1000Mのアッテネーターの点検
中高音のキレということなので、NS-1000Mのトゥイーターとスコーカーのアッテネーターを動かしてみる
ガリのような雑音発生は無かった ・・・・のだが、音出ししてみると若干ではあるのだが中域から
高域にかけての伸びが向上した
どうやらNS-1000Mのアッテネーターが原因だったようだ
3回ほど往復させただけだが、以前のようなキレが戻り、しばらく音楽を聴いていても
イレギュラーな症状は出なくなった

ガリ音になるまで ひどくなってはいないものの、結局のところアッテネーターは可変の抵抗体
ここの通りが悪くなれば伸びやかさが命の中高域が曇るのも当然である
ガリなら即座にわかるものだが、音のキレというか曇りは故障ではないので発見するのは難しい
恐らくこのような状態が長く続いた場合、ガリとなって露見するのだろう
ガリ防止の意味が大きいが、NS-1000Mの音の鮮度を維持するためにも
アッテネーターは定期的に動かす方が良いようだ
ちなみにウチは現在アッテネーターの無い小型スピーカーがほとんどで、アッテネーターを動かす習慣が
無かった事も今回の音の曇りになった原因であるので以後 気を付けていきたい
むろんこれはNS-1000Mだけの事象ではなく、アッテネーターの付いているスピーカー全般に言えることでもある
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コメント
そうてんさん こんばんは
セッティングや機材の相性等の試聴で ずいぶん集中して聞いたことで、
NS-1000Mの、ちょっとした異変にも気がつくようになりました
でもそういう異変に気が付くと今度はそれが気になって音楽どころではなくなるのは
ちょっと困りますが(^^;)
個人的には、除湿した部屋で ちょっと湿気を吸ったウーファーを
ちょっと大きめの音量で鳴らすセンモニの音が好みだったりします(笑)
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“季節柄湿度が影響してるのでは?”
などと思ってしまったんですが、アッテネーターでしたか、、、、そういうのが解るところが凄いです。