アコースティック・リバイブのオーディオ用多目的消磁機
ディスクディマグネタイザー 「 RD−1 」 である
帯磁したCD等 光学ディスクの消磁目的のアクセサリーで、別用途として
DVDソフトや記録用DVDディスク、CD−Rにも効果があるというのが主だった効果だが、
それ以外にもケーブルやプラグの消磁にも効果があると謳われている
なるほど消磁はなにもCDといったディスクだけではないということか
そこでひとつ思い立ったことがあり、これが私のRD−1を購入する最大の理由なのだ
それは。。。
機械式時計の帯磁の消去は可能か? と、いう事である
私のHPにおいて、所有する機械式時計を公開しています
http://bloom-s.gaiax.com/~member/hobby/book.cgi?cmd=view&id=leica@bloom-s普段はそんなに気にする事はないのだが、オーディオを楽しむとき、そこにはスピーカーやトランスといった
強烈な磁力を発生するものがある
そこで腕時計をしたままでは、時計が軽く帯磁する可能性がある
機械式時計である以上精密なギアなどが複雑に入り組んで構成されているわけだが、
そんな部品が帯磁する事になれば帯磁性を持つパーツが引き合ったり反発しあったりすることで
精度に狂いが生じてしまうことになる
このようになってしまわないようにスピーカーの近くにいる時は なるべく時計を着けないようにするが、
不意に帯磁させるアクシデントもゼロではない
そんな時のケア用品になりはしないか?と、いう期待があって
RD−1に白羽の矢を立てたのだ

実際はテレビやテープデッキ用のマグネティックイレーサーでもいいのだろうが、
下手に扱うと逆に帯磁ムラがおこってしまう
その点RD−1は、自動的に効果的に消磁を行うとの謳い文句もあって期待させるものであった
今のところ磁気の影響で狂ってしまった時計はないので、効果を確かめる事はできないが、
だからといってわざわざ帯磁させてまで実験するのもナンセンスなので、
ここは実際に帯磁したものが消磁されるのかを検証してみることにした
実験に使うのは小さな針金
これを永久磁石にこすりつけて帯磁させる
RD−1の上に載せて作動させてそれで消磁できれば効果有りと定義する
ちなみに残留磁力を計測する機器はないが、ここでなぜ針金を使うかというのは、
これをフロートさせれば、磁力が残っていれば地磁気の影響で、
コンパスと同様 北と南を指すという特性を利用するためである
少なくとも消磁を謳うのであれば、コンパス程度の磁力を消す能力がないと意味がない
では実験をしてみよう
RD−1のスイッチをONにする
すると置いていた針金が中心に向かってスルスルと動いていく
動くのは最初だけである
恐らく、他のイレーサーの原理と同じで最初に磁力を与え、その後 減磁
させていって消磁を行うものだろう

10秒くらいでパイロットランプが消える 消磁完了
早速 針金を吊るしてみると しっかりNとSを指す・・・(汗)
もう一度RD−1を使ってみる
再チェック やっぱりおなじく南北方向を指す
同じ原理で別のチェックを行ってみる
帯磁した針金をRD−1で消磁してみる
針金の片側をマジックで色を塗り、S極とN極をわかりやすくしてみた状態で
糸に吊るした状態で磁石に近づけてみると、くっつく方向が決まっていた
針金が一定の方向しか磁石にくっつかないという事は、帯磁しているという証拠である

結論としては方位磁石程度の帯磁した鉄を消磁させる事はできないということだ
当然これでは 機械式時計の消磁には使えない
もっとも、メーカーが提示している使い方ではないから、効能に偽りがある訳ではない
そういう意味ではどうも消磁器とは いっても帯磁した鉄を消磁するのではなく、
CDの顔料に含まれている程度の微量な磁性体を消磁させる程度のものだということらしい
またオーディオのピンプラグも銅合金だから磁性体ではないし、
これもまた微量に磁性体が含有される程度のものである
確かにこの程度の微量な鉄成分なら消磁も可能だろう・・・
個人的には針金すら消磁できなかったのが残念だが、本来のCDやDVDの消磁目的だけに使う事としよう
余談だが、実験をして発見したのだが、帯磁していない針金をRD−1のトレイの上に置いて
消磁作動させたら針金が逆に帯磁してしまっていた!
過ぎたるは猶及ばざるが如し磁気汚染されていないものは、無理にRD−1を作動させる必要はないというのが結論である
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