DENON SC-F10 そのサウンド
DENON SC-F10を鳴らしてみる事にしよう
リファレンスの機材
CDプレーヤー パイオニアPD-C3
プリメインアンプ サンスイ A-α7
ピンケーブル 日立 QAX-102
SPケーブル 古河電工 μ-S3
試聴CD ウクレレウルトラマン 鬼束ちひろ SINGLES 2000-2003

結構明るい音調で なかなかいい感じである
レンジはこの大きさにしてはまずまずだが、中低域よりも下は狭い
高域はわりとソフトで聞きやすさがある
中域は少し引っ込む感じだ
音離れはあまり良くなく、箱鳴りが少し感じられて音像が甘い
試しに少しパワーを入れてみると、箱鳴りが目立つようになった
かなり微妙なバランスの元で構成されているようである
鳴らしやすい感じなのだが、ちょっと要求のレベルが高くなると、
「 私の仕事は ここまでね♪ 」 と、いう風に拒否される
開放的だが渋さがたまにのぞく
開放感はユニットの鳴り方とエンクロージュアの箱鳴りからくるものだが、
どうも出る音を制御しきれては いないようだ
試しに対策ボードを載せてみたが、音調は変わらない

開放的な音なのだが、どうも中域のヌケの半端さが気になった
質は悪くないのだが、味付けというかチューニングがうまくいっていない感じがする
音量は部屋の大きさに関わらず小音量のほうがバランスが良い
箱鳴りが目立ってくるので音量がやはり小さい方がベターだろう
中域のヌケはネットワークが原因なのだろうか?
決して悪い音が出ている訳でもないので、クロスの数値がおかしいのだろうか?
一度ウーファーをスルーで鳴らしてみたいところである
魅力もあるが、ちょっと華奢なのでケンウッドLS-E7の代わりには
なれそうではない感じだ
LS-E7はクセも大きいが結構タフなので、試聴はこちらのほうが良さそうだ
しかし試聴目的ではなければ、SC-F10の方が楽しめるだろう
LS-E7をまともに鳴らすのにはかなり苦労するが、SC-F10だと
楽しみながら音を構築していけるだろう
DENON SC-F10
ウーファー 13cm
ツィーター 2.5cm
インピーダンス 6Ω
最大入力 80W
出力音圧 87dB
質量 4.9kg
210(W) × 341(H) × 210(D)mm

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コメント
F10のウーハーは優秀なり
内野博人さん こんばんは
はじめまして 書き込みありがとうございました
廉価なマルチウェイスピーカーは、いろいろなところにコストダウンが施されています
もちろんSC-F10にも同様のことが言えます
特にネットワークはかなりの低コスト品を採用される事が多く、
ユニットやキャビネットが立派でもコンデンサーに汎用品が
使われていることも少なくありません
そこに音響用のコンデンサーを使えば確かに音質は向上しますが、
信号が直接通る部分であるので元の音とは違ってくるはずです
交換による音質の変化を良しとするかはケースバイケースで、
もしSC-F10をより良くしようとすると対策につぐ対策を行う事になり、
結果 改造品となり、音は確かに良くはなってもSC-F10とは かけ離れたものに
なる事は避けられないでしょう
対策に関しては私もスピーカー自作の心得がありますので、
それに準じた方向で行うと思います
特に内野さんも仰られているウーファーのカバーの対策は
効果は高いでしょう
私は更にウーファー自体の取り付け方やユニットへの対策にも着手すると思います
しかしながら、SC-F10をそこまで手を入れるつもりは無く、
今の段階では素特性を知った上での使用に とどめたいと思っています
ユニットはvifaですから素性はいいはずです(^-^)
コンデンサーの係数はとても参考になります ありがとうございました☆
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(コイズミ無線ノマワシモノデハアリマセン)