私の愛用する接着剤
この1年もっとも役立っているものがある
セメダインスーパーXと言う接着剤である
接着剤だから当然接着力がなければ意味がないのだが、
このスーパーXの接着力は半端ではない
もっとも強力な接着力をほこるものは何かという問いに対し、
普通の人なら瞬間接着剤、ちょっと訳知りの人なら
2液混合タイプのエポキシ接着剤と答えることであろう
瞬間接着剤も強力だが衝撃に弱い一面もあって、瞬間接着剤の性格から
広い範囲に使用するのは適さず「点」付けしての接着となるのだが、
応力がかかると剥がれる、、、というか接着面が割れて剥離するという弱点がある
おそらく接着力だけでいえばエポキシが一番強靭であろう
しかし2液混合といういわば化学反応での接着剤なので混合する液の正確な配合と、
反応を円滑に進ませるべくよく攪拌することが求められる
セメダインスーパーXは「瞬間」にはくっつかないものの、その接着強度は
エポキシに勝るとも劣らない
とくに特筆すべき点はエポキシ並の接着力をエポキシのような2液混合せずに
達成できる事なのだ
また瞬間接着剤のような接合面の脆さもない 応力や衝撃に対してはかなりの対応を見せる
エポキシのような微弾性をもっているのだ
酢酸エマルジョン系の木工ボンドも乾いてしまえば結構強度がでるが、
乾くまでの保持が大変だったり、成分に水が多いので物によっては水分を吸い込んで
素材が痛む場合もある
何より接着するまでの時間がかかるのが厳しい
完全接着までは一晩かかるのは仕方がないにしても実用強度に達する時間が長い
ゆえに接着面が流れてしまいズレが生じる事も
セメンダインスーパーXは、これら先達のウィークポイントを払拭した接着剤なのである
もちろんテフロン等の化学樹脂や一部の化学繊維には適合しないものもあるが、
おおよそ普段我々が使うもののほとんどが接着できると考えてよい
完全に接着しきるには24時間ほどかかるようだが、実用強度に達するのは
だいたい2時間強くらいであるが、接着力が強烈なので実用強度に達した時点でも、
相当な強度を誇る
実用強度に達する特性はリニアではなく、ある時から突然接着力が強まり
そのままこの強度を維持していくといった感じであった
私は特に木工に使用することが多い
その接着力は大したもので12ミリ厚の板を12ミリの面で接着したラックを
作ってみたところ抜群の強度をほこり、腕力だけでは剥がす事はできなかったくらいだ
木工だと釘との併用で相当な強度になる
余談だが400mm×420mm×450mmで厚さ12mmの合板で
ボックスを作りその上に40kg弱の物を置いてもつぶれる事はなかった
斜めからの応力をかけても大きくたわむこともなかった
これほどの接着剤であるから私の必需品である
昨日もパソコンのキーボードの内部のゴムシールが割れて切れ掛かってしまったのだが、
スーパーXを使ってなんとか修理ができた
初めは「セメダインC」くらいの標準サイズ(?)のチューブ入りを購入していたのだが、
度重なる使用のため早々に消耗してしまい頻繁に買いに行かなければならなかった
この1年で3個ほど購入したと思う
プラモデルを作っていた全盛期でも溶剤系接着剤を年に3個も買うことはなかった事を
考えれば、消費量はかなり多い
またも切らしてホームセンターに行ったところ、業務用という特大サイズがあり早々に購入

通常サイズの3倍の価格だったが、内容量は3倍以上あり まさに徳用だ☆
今回は合板を広い範囲で接着するのでこの業務用は実にありがたい
このスーパーXにすべてを任せられるかというと残念ながらノーだ
その理由は、スーパー?の流動性にある
ほんの少量 楊枝に付けて接着面につけようとしたら接着する面以外にも広がってしまった
この現象は時間がたつと顕著に現れ、接合面に隙間があるとそこからジワジワと、
流れ はみ出て来るのである
浸透性がいいといえば聞こえはいいが、接着がいらないところにまで広がるのは
極めてよくない
ゆえに細かい作業を要する小物の接着には不向きである
点でなく面で接着するのである程度の接着面積を必要とする
また手に付くとたとえ接着されなくてもいつまでもベタつきが残って不快である
浸透性が強いのでいつ手に付いたのかわからず、
気付く時とはベタつきを感知したときである
しかしそれらを差し引いても優位性はかわらず、やはり手軽なエポキシ級の強度を
持った万能接着剤としてお勧めしたい
セメダイン株式会社のHP
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コメント
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鍵コメさん こんにちは
スピーカー工作に使えるといえば充分使えます
ただ木工用ボンドに比べると圧倒的にコストが高いです
また流動性が高いので接着面が ずれやすい傾向です
そこを留意しておけば、釘よりも強い貼り合わせが可能です
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