サンスイのCDプレーヤーCD-α717D EXTRA を聴いてみる
最近のCDプレーヤーではあまり見うけないような質量を誇る
外装やベースに鉄といった重量物を使っての質量ではなく、
正味の重さである
同社のこの頃のアンプ同様、前面の2/3をピアノプラックの面持ちの
艶のある黒に仕立ててあり、またサイドウッドも配置していて高級感がある
アンプは同社がこのような仕上げにしているし、他社でも比較的リッチな
雰囲気の仕上がりのものは多々見かけるが、こういった高級感のCDプレーヤーは
それほど見かける事はない
その多くは、サイドウッドやウッドケースで囲っているくらいにおさまっている
サンスイの当時のアンプとの純正の組み合わせでは実に統制が取れているが、
この美しさを再確認できるのは他社との組み合わせのときであるのが
ちょっと残念なのかもしれない

音質であるが、試聴はヘッドフォンでしか聴いていない
と、というのも自室のリスニングルームでのセッティングがまだ充分に
できていないからだ
更に電源もオーディオ用ではなくよくある延長線付きタップという貧相さであった
とりあえずの音出しのような感じであった
聴いてみたところ、ちょっと驚いた
中域の厚い実にあたりのいい音質なのである
低域も低重心でしっかりしている
高域はちょっと抜けが悪い感じがするのだが、出るところはちゃんと出ているし、
だからといって詰まった感じがしていることもない
どうやら中域が厚手なのでその分 高域の量が相対的に
少なく感じてしまっているらしい
安物のCDプレーヤーで聴くと明らかにヒステリックな声になる女性ボーカルも、
危なげなくしっかり歌わせることができていた
ヘッドフォンでこのような音質傾向であれば、ほとんどのシステムでは、
実にいい感じになってくれるであろう
しかもポン置きで電源も大したことがない状態でもこのくらいの音質を
維持できているのは相当にすごいことだ
サンスイのアンプ、、、AU−αタイプしか知らないが、このメーカーは
電源やインシュレーターにさほど影響されない特性だと思っているが、
CDプレーヤーにもこの傾向が受け継がれているようだ
そういえばα717D EXの音質は同じ時代のサンスイのアンプに酷似している気がする
このCDプレーヤーにはバランス出力が装備されていて、同社の中高級機に
バランス接続が可能となり、メーカーもそれを推奨している
確かに鮮度やクオリティーは最高であろうが、ヘッドフォンで聴く限り
音質傾向が同一であるからもしかすると中低域が過多になるかもしれない
「音作り」はRCA型のアンバランスケーブルでした方がいいのかもしれない
バランスケーブルは、テクニカとアクロの2種類あるので相性等探ってみるつもりである

SANSUI CD-α717D Extra \89,800(1989年)
外形寸法 幅466×高さ127.5×奥行397.5mm
重量 11.0kg
D/Aコンバーター 1ビット(4DAC)
周波数特性 DC〜20kHz ±0.3dB
高調波歪率(1kHz) 0.0025%以下
ダイナミックレンジ 98dB以上(EIAJ)
ワウ・フラッター 測定限界値以下
SN比 105dB以上(EIAJ)