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Leica Matsumoto

Author:Leica Matsumoto

名前 : 松本 麗香


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わが愛車

先週車検に出したバイク、1週間経過したけどまだ仕上がっていない

そんな理由って事でもないけれど、愛車の記事が載っている雑誌を買ってきた

とはいっても、私のバイクそのものではなく最初に出た当時のものである

したがってその雑誌は古本で購入


バイク雑誌



わが愛車の名は KAWASAKI ZX−9R

正統な 『 Ninja 』 の名を受け継ぐバイクである
 


前回書いた事と相反するかもしれないが、他メーカーのNS−1000M包囲網は、
成功はしたがそれ以上でもそれ以下でもなく結果だったということか?

能力は価格相応であるにもかかわらず、では別のスピーカーを、となると
相当な出費を覚悟しなければならなくなる・・・

いくらヤマハNS−1000Mがロングラン商品だったとはいえ、これはいったい?


やはり他メーカーの包囲網に「穴」があったというべきか?


包囲はしたものの、それ以上の発展性を見出すリスクは負いたくないがために、
ヤマハNS−1000Mが君臨し、陥落して空いたその座によってたかって
甘んじていた結果という事なのだろうか?

だとすれば、現在の『 made in Japan 』製品の地力のなさは
バブル経済以前からのものだということになる


NS−1000Mと同一コンストラクションをほこりながら、
別の方向性を進み、成功したスピーカーがある

ビクターSX−700Spirit である

他のスピーカーが1000Mの「音」をリアルに再現することを倣っていったのに対し、
700Spiritは「音楽」を心地よく奏でる事に重点を置いたモデルであった


しかし個人的にはさほど購買意欲を駆り立てられるものなく、1000Mと同等の
コンストラクションなのに何か野暮ったさがある外観や、海外のユニットを
使っているとはいえ割高感があった

特にその外観の野暮ったさは いかんともしがたく、メインスピーカーのあるべき場所に
置きたいとは思えなかったのが正直なところでもある

この辺がオーディオの妙というところ 決して実用本位で答えが出せない所以である

ただ自分自身もずいぶん変わってきたのだろう、野暮ったいと思っていた外観も、
すんなり受け入れられるようになっていた
野暮というか、一種の「渋さ」なのであったのだろう
今になって評価が出来るということは、やはり以前の自分が若かったということか(笑)


ビクターもご多分にもれず1000Mの模倣はしているのだが、
新素材ハード路線以外にもこのようなラインナップを構成していた
おかげで、世間の嗜好がどちらのベクトルに向いても対応しきれる
フレキシブルな面を持っている
ただしどっちつかずな部分も持ち合わせているのだが、
そのあたり、ダイヤトーンとは対照的ともいえる


ヤマハNS−1000Mのライバルは数多く存在したが、
1000Mとは違う「音」を奏でたライバルは、極めて稀なのである



 

相対的な価値

 
現在作れば20万円以上、いや30万円近くするといわれているヤマハNS−1000Mだが、
確かにその位の値段を付けなければ販売できないだろう

しかしこの価格が必ずしも今の30万円クラスのスピーカーと
同等やそれ以上の性能を持っての価格設定かといえば NOだ

これはあくまでも1から作り上げた値段設定であっての話
生産性は現在の20万30万クラスであっても、能力は30年前なのである

この辺を履き違えた価値観でNS−1000Mを購入すると不満が出てくるであろう

とはいえ、音の再現性は今もって一線級なのは間違いない
では1000Mの現代のオーディオにおいて足らないところというのは
色気とかあたたかさといった、プラスアルファーの再現性であろう

もっともこういうものを排除してきたのがNS−1000Mなのだが、
原音再生を唱えているオーディオファイルにおいて相反する「色気」を
再生音に求めている御仁もいる訳で、
そんな現状のオーディオ界においてはNS−1000Mは少々分が悪いポジションなのである

しかし、だからといってNS−1000Mを退役させて別のスピーカーにするとしても、
これが意外と対象になるモデルが少ない事に気がつく

確かに十数年前に1000M包囲網を他メーカーは完成させた
しかしそれは1000Mの対抗馬・ライバルであり、
1000Mの延長線上にある音でもあった

つまり1000Mのライバル機では能力は同等であり、
ライバル機種の上位モデル・・・20万円弱の兄姉機においても
音のグレードが上がっても方向性は同じなのであった

したがってNS−1000Mから別次元ともいえる圧倒的な再生音の
違いを奏でるスピーカーというのは、実質30万円以上のスピーカーでなければ、
成し得ないというのである

一般的にそこまでのグレードアップをはかれる方はあまりなく、実質的には、
20万円クラスの兄姉機系列のスピーカーを購入するも、なんとなく不満がたまり、
さらに高価なスピーカー購入に進むか、またNS−1000Mに戻るかという道を
歩まれる場合が多いらしい

ペア20万円強のNS−1000Mを忘れるにはペア70万円が必要だという事である

そう考えると、改めてすごいスピーカーだということがわかる


                             次回に続く


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金属の振動板

金属素材をスピーカーユニットに使用する場合、高域つまりツィーターを
先に採用する事がほとんどである

「音速」というのだろうか、俗に言うマッハという意味ではなくスピード感を、
そう比喩しているのだが

(金属素材を使うと金属をイメージするような速い音を出せるらしい?)

金属の「鳴り」の速く澄み切る音特性は、高域信号の1秒間に
何千何万回もの周波を再生するのに都合がいい素材ともいえる

つまり入力信号に対し反応の速い音という訳である

金属以外でも速い音の素材はあるが、比較的一定の性能を保持していると言う意味では
メタルツィーターは最適と言えよう


さて、高級機になると金属素材のユニットがツィーターの
下の帯域にまで採用されるようになる

3Wayスピーカーだとスコーカー帯域にあたる

(小型2Wayだとメタルユニットが全域になる この場合、小口径となる)

ユニットの生産性やコストの度合いはわからないが、金属素材を3Wayのミッドや、
小口径フルレンジ、小型2Wayのウーファーの口径までのものを作るとなると、
結構コストが かかるようだ

金属素材はその素材そのものの音速は速いが、甲高さが残る癖の強い音に
なりやすいものの、反応の速さは捨てがたいために、今も使い続けられ、研究されている

ツィーターに使われることは述べたが、これがその下の帯域とのつながり・・・
素材の不合位による音色の違いが最大のウィークポイントとなる

単純に考えて金属素材のユニットは口径が小さければ形成しやすく
大きくなれば形成もそうだが再生帯域の信号の再生を、
コントロールしにくくなるはずである

ゆえに中級機の3Wayスピーカーはコスト優先であり、スコーカーを、
金属素材にしたモデルは極めて少ない

つまりハイとミッドに金属素材を使われているモデルは
割とコストを掛けられているといえよう

もっとも前出のように金属素材は癖が強いので きちんと調整したものでなければ
まるで使い物には ならないのは言うまでもない

ヤマハNS−1000Mは高度にコントロールされたベリリウム振動板を
ハイ及びミッド域ユニットに採用している

ペア20万円強の3Wayスピーカーはハイとミッドに金属素材を
使えるエントリークラスといえるが、
他メーカーも当然このクラスは金属素材の振動板を採用しているのだが、
NS−1000Mはそれらのモデルよりもはるかに昔に作られており
価格もほぼ据え置き

確かに価格帯は1000Mとおなじなのだが、時代背景を考えれば相対的に見ると、
対価格性能は その倍のクラス・・・20万円クラス以上とも言えるのである

晩年には原価割れしたと言われた所以である


 
バブル経済の前後はスピーカーもいろいろな素材を使った新機種が多数発売された

モニター採用としての権威も高かったヤマハNS−1000Mは、
そのモニターという性格上 大きく仕様変更を許されなかった

その間、他メーカーは新素材や高品位パーツを用いて高性能な
3Wayスピーカーを世に出していった

もちろんヤマハも他メーカー同様の開発・発売はしてはいたが、1000Mの、
身内の重圧には相当 手こずっていたようだ

その中でDENON、ケンウッド、ダイヤトーン、オンキョーなどが
¥59800、¥69800クラスに良質の3WAYスピーカーをあててきた

特に20世紀最後まで しのぎを削りあったオンキョーとダイヤトーンの
69800円の3WAYの能力は他のメーカーの追随を許さなかった

密閉式、バスレフ式と色々と手を尽くすオンキョーに対しダイヤトーンは
あくまでも初志を貫いていた

しかも度重なるモデルチェンジはシリーズの完成度を高めるに都合がよく、
しかも売れ筋だったため対価格性能は一気に上がっていった

ヤマハもその価格帯にはNS−500Mがあるのだが、
「上」に遠慮でもあるとしか思えないようなレベルだったらしく勝負にならなかったらしい

そして、オンキョー、ダイヤトーンの恐るべきところは、この69800円モデルに対して、
上級機種が揃っていたのであった

これらはヤマハNS−1000Mと価格もコンストラクションも完全に
向かい合うものである

いわば1000M包囲網といってもよい

そしてそれらは1000Mを意識したものである事を象徴するように
「1000」という数字をモデル名に有していた

この上位機種はNS−1000Mの弱点であろうという部分を完全に研究し尽くしている

それはつまり・・・

温かみのある音であり、低域高域ともにワイドレンジであり、低音の量感があって、
聞き疲れのない音・・・ というのである

しかも、その傾向は下位機種の69800円のモデルにも踏襲されているのだ

'90年代前半において各メーカーは同価格帯及びその姉妹機種にて
ヤマハNS−1000Mを凌駕することに成功したのである


 

亜流の亜流

 
亜流の氾濫といえばカメラにも多い

古くはLマウントのバルナックライカやローライフレックスに代表されるボックス構造のカメラだ 

バルナックライカ自体の生産数も種類も結構あるがそれにも増して
Lマウントを有するフォーカルプレンシャッターのカメラは多い

わが国・・・日本のカメラ産業の黎明期においてはバルナックライカの
「コピー機」を開発・生産・販売こそが工場制工業のもっとも堅実な方法のひとつであった

ローライフレックスの模倣品はそれこそアルファベット26文字を頭文字にしたメーカーが、
存在したと言われるほどの盛況ぶりであった

そしてバルナックライカの大まかなコピー機はある程度の成功をおさめたが、
「本家」と肩をならべるか?といった機種は本家が新機種である、M型ライカを
市場に出してから以降というくらい力の差が歴然としていたのである


その後のモデルのM型ライカ、M3は初号機ながらとてつもない完成度を誇り、
後継モデルを出すのがライツ社の存亡を揺るがすがくらいのカメラと
なってしまったのは有名なエピソード


亜流には本物を目指すだけのまだまだ手直しをしなければならない「壁」があり、
つまり本物と亜流にはそれだけの「差」が存在していたのである

これが近代になると、機能の先進性よりもデザインの模倣が顕著になってくる


ピッカリコニカの愛称のコニカC-35が はしりとなったスピードライト付きコンパクトカメラの
デザインは、レンズがレンズカバーがスライド式になり鏡胴がボディに収納式になっても
基本的なコンストラクションに変わりがないのである

オリンパスのXAというカメラのデザインは μ というコンパクトカメラに
踏襲されたが、当然他メーカーにも影響を与え、スピードライト別体という
ジャンルを確立した

もちろんその亜流も存在し、レンジファインダーカメラを廉価に復活させたコシナも
その例外ではなく、XA−2のコンセプトに似たコンパクトカメラを発売し、
そのモデルのこれまた亜流があのLOMOだったりするのである

発売当時は大した評判でもなかったコシナのコンパクトが10数年経過して
亜流の亜流であるはずのLOMOに注目が集中しているあたり、ヤマハNS-1000Mが
表舞台から追いやられた背景とオーバーラップするのは私だけであろうか

麗香所有のLEICA M3 & ズミクロン50mm





 

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