試聴機器のリファレンスであるサンスイA-α7はミニコンポシステム aelf ( アルフ ) のアンプである
ミニコンポなのだが、サンスイのαの名を継ぐものとしてこのクラスとしては卓越した能力を誇る
手抜きの無い作りは小型ながら試聴機器のリファレンスとして常に登場している
ではaelfの他の構成機器はどうだったのだろうか

ハッキリ言ってしまえばアンプの能力が あまりにも高すぎた感がある
aelf純正スピーカーは所有していないので割愛するが、カセットデッキのD-α7と
CDプレーヤーCD-α7は、アンプの能力についてこれていなかった
システムとしての価格からするとCDプレーヤーとカセットデッキはかなり割高である
alfのカセットもCDプレーヤーもこの価格であれば、単品コンポの方が圧倒的に良い
カセットデッキD-α7は録音機としてはダブルデッキの録音側程度の性能で、
あまり音質を気にする事の無いおおらかな気分で使うようなレベルだ
CDプレーヤーのCD-α7の音質はごく標準的だが、価格からすると割高感が高い
同じ時代の単品コンポであれば1ランク上の品が買える
もっとも、80年代半ばの廉価なCDプレーヤーからの買い替えならば確かに聞きやすく高性能にも思えよう
要であるCDプレーヤーのレベルが低いのは不幸ともいえる
逆にあまり期待していなかったFM/AMチューナーのT−α7が意外と使える内容だった
おもしろいのが金メッキされた出力端子だ
同クラスのミニコンポとの比較しても金メッキ装備は少ない
それどころか単品コンポのチューナーでさえも金メッキ端子が装備されている事は意外にも多くは無い
ミニコンポのアルフとして統一されたデザインを維持するためだろうフロントパネルはもちろんだが、
リアパネルも同一に仕上げているのだ
したがって最も安く仕上げられてもいいようなチューナーのT−α7が
逆に 「 クラスを超えた 」 存在になってしまったのだ
チューナーのT-α7はアンプのA−α7と組み合わせでも 引けを感じさせないない音質であった
アンプのA-α7を筆頭とする内容はそのまま廉価なものと認識されているものへの底上げとなった
セット価格としての つじつまは合ってはいるのだが、出来具合の差が、
他のメーカーのミニコンポよりも明らかに大きいのである
私の試聴リファレンスシステムをよく見ると、実はセット物のはずのミニコンポをバラして
組み合わせている事に気がつかれただろうか?
これはセット物の最も良いところだけを組み合わせた いわば 「 ドリームチーム 」 なのである(笑)