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Leica Matsumoto

Author:Leica Matsumoto

名前 : 松本 麗香


オーディオや車、バイクに写真
そして猫好き♪

FD−3S、ZX−9R、ライカM3
・・・が相棒のフォトグラファー

大阪の河内住み☆












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昨日は久しぶりの自宅でのOFF会でした 
お客さんは みゃ〜さんです 
今回もみゃ〜さん持参の小型スピーカーの試聴です

個人的に興味深いのはメタルダイキャストをエンクロージュアにしたスピーカーの
傾向がどういうものになるのか
また、ウチに導入してみることでオーディオライフが幅広くなるものかをも検証したかったことです

リファレンス機器はいつものようにアンプがサンスイA-α7とPD-C3
ケーブルがSPケーブルがエーモン社の平行OFC線で1・5SQ
ピンケーブルはパイオニアの6Nケーブルでしたが、どうも相性が悪いようなので
すぐにオーディオテクニカのPC-OCCに変更

結線状態


みゃ〜さんの持ち込んだスピーカーはテクニクス、ヤマハ、パイオニアの4機種3メーカーです
このうちの3機種がメタルエンクロージュアで密閉 1本が木製でフルレンジでバスレフという
なかなかに偏った布陣です(笑)

PIONNER S−X20


Technics SB-F1

YAMAHA  NS-3MX

PIONNER CS-X3


試聴CDは、みゃ〜さんは持参されていなかったのでこちらのディスクとなりました
以前みゃ〜さんが進呈してくださったCD-Rがありましたので、これがみゃ〜さんのリファレンスになりました

CDは井上昌己 鬼束ちひろ ウクレレウルトラマン Tスクエア エルガーの威風堂々 
そして宇宙戦艦ヤマトのBGM ヤマト・スキャット♪ ( あ〜あ〜ああああ〜あ〜♪のアレです )

みゃ〜さんの持ち込まれたスピーカーをひと通り聞き終えたあと、私のスピーカーも試聴会に参加
オーラトーン、タンノイ、そしてNowHearThisの3機種を動員

オーラトーン5Cをセット

タンノイサウンドというには?

NHT スーパーゼロ
 


試聴会にて解った結論ですが、小型スピーカーである以上 エンクロージュアの小容積や、
ユニットの口径の小ささからして壮大な低域を望むべくものではなく、いかに中低域から上の帯域を
豊かに再生するか という事であり、特に2ウェイ構成の場合はクロス付近の繋がりが、
うまくいかないものだと非常にさみしい音になってしまう
密閉式で、しかもメタルエンクロージュアのものではあまり低コストに徹した内容のユニットでは、
ユニットの素の音が出やすいので高剛性も良し悪しだということ

今回の試聴で良かったものはテクニクスとNowHearThisの2機種
共通しているのは下の帯域を無理に伸ばそうとせず、
ユニットの一番良い帯域を最大限に活かしていたことでした

反対に、ありゃりゃ〜 (´-`) だったのは今回の試聴で一番大型だった最初のパイオニア
あっさりしすぎでしたし、どうもネットワークがいい設計ではないらしくユニットがバラバラになってる感じでした
オーラトーンは やはり上と下を最大限ブーストしなければ聞くに耐えれない音で、
よほど5Cが好きでない限り 「 紫式部 」 くらいしか値打ちは無いとの見解で一致しました 私は好きですがww
タンノイのCPA-5は、あまりの独特のサウンド展開にどう評価していいのかまったくもって難解なために、
我々の心に引っかき傷のような印象を残していきました(笑)

4時間ちょっとの試聴もこれにて終了です
みゃ〜さん 雨の中どうもありがとうございました(^-^)





 
ラーメンタイムのインターバルをおいて次の進みます
自作の電源ケーブルの試聴を行いました

トランクの中のケーブル


今回は ZERO-AYANAMI を含めてなんと4本の持込みです

まず一本目は Herbest Voices の主力商品たる電源ケーブル
これはプロベーシストである砂山氏も愛用してくださっているものです
キャメロットテクノロジーのテーブルタップにつなげての試聴

一気に音楽の表情が増えました
躍動感というのでしょうか、ひとつづつの音に力が みなぎります
hidden hideさんは前回の ZERO−AYANAMI の試聴から みゃ〜さんはたびたびのオフ会にての試聴で
激変する音を体験していらっしゃるのでこの結果にニコニコされていましたが、
りあおうさんは同じシステムとは思えない激変ぶりに驚きの方が勝っておられましたwww


次は私にとって最初の自作電源ケーブルでもあり、STEREO誌 工作特集号に初掲載されたケーブルを、
現代風に手直ししたケーブルです

SATMEGRYを繋いだキャメロットのタップ


内部構造は同じですが、被覆に若干の改良を施したもの
当時としても最大限の物量を投入したケーブルで、今またもう一度作ってくれとといわれても、
お断りしたくなるような構造のものです
当時としても極太ですが今改めてみても極太です
雑誌掲載の際につけたケーブルの別名を、今回新たに改めたものに付け直しました
ケーブル銘は 「 SATMEGRY 」 です
まんま見たままの名前になりましたwww 里巡り にょろ〜んwww

試聴してみましたが、ここ数年製作しているケーブルに比べると音に荒さが感じられます
基本的な音は共通しているものの、音は 「 若い 」 です
普段は持ち込んだ自分で製作したケーブルの差異が分からない ( 爆 ) 私ですが、
SATMEGY の音の違いは明らかに分かりました


次は並行型電源ケーブル PC65WXC-1.5 です 
実はこのケーブルは自宅のヤマハNS-1000M用に専用チューンしたケーブルでした
しかしながらこれも組み合わせの妙といいますか、少し低域の量が多かったので
お蔵入りした不遇のケーブルなのです

ケーブル交換中


自宅での使用ではそれほど大きな効果は認められず、若干クールな音質になるようでしたが、
hidden hideさんのシステムにおいては、ニュートラル基調の音質になりました

PC65WXC-1.5 の一番の特徴は滑らかさです
NS-1000Mのシステムの適合を調べるためにエージングも充分施している事もあり、
滑らかな音を披露しましたら hidden hideさんがこのケーブルを気に入ってしまわれて、
ちょっと困ってしまいました(^^;)
ここまで試聴していてふと気がついた事ですが、影響が大きかった壁コンセントの存在を
無視できるところまでの状態になっていることです

コンセントに繋ぐHerbest Voicesの電源ケーブル


電源ケーブルの交換による音の変化が大きいかったので気が付きにくかったのですが、
これはかなり大きな意味を持ちます


最後に今回納品の ZERO-AYANAMI の試聴です

ケースに入れられたZERO-AYANAMI


この ZERO-AYANAMI 、今回初めてのことなのですが、商品としてお渡しすることもあって
エージングゼロ、つまりAC100Vを一度も通していない状態なのです
内部導体もそうですし、両先端のプラグコンセントもそうです
コンセントに初めてさすケーブルということでhidden hideさんも緊張されています(笑)
試聴してみると音が若干荒い感じです
世に言うところの まさにエージングゼロの音です
hidden hideさんは これにはちょっと不満げな表情です

エージングゼロのZERO-AYANAMI


ところがここからがまさに驚異の世界☆
荒かった音がCDの1曲がまだ終わりもしない3分過ぎから急に音が落ち着いてきました
この変化に最初に気がついたのは みゃ〜さんです
さすがこれまでのオフ会で電源ケーブルの変化を体感されているだけあって、
こういう音の質の変化には実に鋭い反応をされます
なんと5分もしないうちに荒さはすっかり気にならないくらいまでになりました
わずか5分でエージング完了? 嘘のようですが本当の話です☆
 
りあおうさんも驚く?


ZERO−AYANAMI へのhidden hideさんの不満は、エージングの先に自分の求めている音があるのかが
不明瞭だからということのようですが、刻々とこなれていく愛聴CDの変化に嗜好がズバリ一致されました☆
りあおうさんも ZERO-AYANAMI の上質な音質変化に満足されていました♪

ここでさらなる音質変化を求められるhidden hideさんがインレットタイプの機材に個別に電源ケーブルを、
取り付けたいという申し出をされました
私としては ZERO-AYANAMI の音質が今のシステムにベストなのでここはキャメロットのテーブルタップに
ZERO-AYANAMI で給電して各機材に配電するのが一番いいし、ここに別の電源ケーブルをつけるのは
これまでの 良かったバランスが狂うのでやめた方がいいと答えましたが、
hidden hideさんは繋ぎたくてウズウズされています www

まぁ、気に入った音の電源ケーブルが二つある事ですからやはり実際に繋げて聞いてみて結果を
知るのが、一番良いことです

早々にhidden hideさんは ZERO-AYANAMI をアンプとDACに給電したままの状態から
持ち込んだ他の Herbest Voices の電源ケーブルをトランスポーターに
いろいろと取り付けてヒアリングされていました

どれがいいかな?


ところが・・・ 思惑とは逆に結果は音楽が全く乗れない状態になってしまいました
良い物を足していけば相乗効果で良くなる場合ばかりではないというオーディオの計り知れない
難しい一面を見る事となりました


これで今回のオフ会は終了です
hidden hideさんのシステムの音は前にも増してhidden hideさんの好みの方向に向かっていっているようです
導入されたトランスポーター+DACはシステムの品位を大きく向上しています

ベルトドライブの威力


それにつけてもビクターAX−900の自然体ながら懐の深い表現力には前回同様 感服します
しかしなによりもJBL4312を主役としてシステムを構築していくスタンスが素晴らしい
普通だとどうしても手堅くまとめようとするところを、あくまでも4312の4312たる 「音 」 に
終始こだわれているところが hidden hide さんの求められている音なのです
ZERO−AYANAMI が、微力ながらそのお手伝いができたことを光栄に思います

麗香のサインwww


ZERO-AYANAMI を収めているケースのHerbest Voices銘にサインを求められて、
うれしはずかしのオフ会でした(^-^)

hidden hideさん りあおうさん みゃ〜さん いろいろありがとうございました☆







 
今回のオフ会にてみゃ〜さんの持ち込まれた小型スピーカーのいろいろ 
テクニクスの2WAY、パイオニアの2WAYリアウーファー付、デノンのバーチカルツイン 
試聴小型スピーカー 1


なかなか味わい深いものばかりです

試聴小型スピーカー 2


この中でも評価の高かったのは意外 (笑) にも一番古いモデルのテクニクスでした

試聴小型スピーカー 3


個人的に言うと残念ながらパイオニアは、他のスピーカーに比べ音の品位は高くありませんでした
デノンは一番バランスが整っていましたが、縦置き横置きでは音が明らかに変わりました
横置きでは音の曇りが音軸から外れて聞いても分かるくらいです
小型でどこにでも置けそうですがかなりセッティングを追い込む必要のあるスピーカーのようです

小型スピーカー群の並ぶそこへhidden hideさんが投入したものは、なんと日本未発売のBOSEのスピーカー2台
hidden hideさんの秘密兵器です☆
ひとつは111系 もうひとつは201系 
どれも日本のものとは微妙に異なった形状です
鳴らしてると一同は驚きの声!
なんとも心地のいい音楽が流れるではありませんか!?
これには日本製のスピーカーも形無しです

秘密兵器のBOSE


細かいことを言えばBOSEは雰囲気で鳴らす部分が多いので正確な音ではなく、
楽器のパートや帯域によって、違和感を感じる事がありますが、
オーディオにおいてよく言われている 「 音楽性 」 という部分では圧倒的に差を感じました
そういう意味では同じ小型スピーカーであるヤマハのNS-10Mと対極のようでもありました

小型スピーカーをひと通り聞いたあと、みゃ〜さあんの差し入れの高井田ラーメンをみんなでいただきました

高井田ラーメンです


おいしかったです♪





 
久しぶりに聞くhiden hideさんのシステム
壁コンセントや機材の たびたびの導入等で、以前よりも細かい音の再現性が増していました
細かい音は出ていますが、解像度優先というものではなく高域の情報量が増したという感じです

情報量アップはトランスポーター+DAコンバーターの威力でしょう
CECのベルトドライブトランスポーターTL5100は なめらかな音を醸し出しますが、
アタック音にはそれほど強くありません
そのアタック音の部分をPARASOUNDDAのコンバーターD/AC-800がうまく補っているといった感じです

CECトランスポーター


以前の音に比べますと かなり綺麗な音になりましたが、反面 前に出ようとする積極性が
若干薄れたように思えます
壁コンセントで相当苦労しておられるようで前回お伺いした時から3度にわたりコンセント交換を施されています
現在は松下電工の松下電工 WN1512Kを使用されています
松下電工のコンセントはWN1318がオーディオ用としてリファレンス的存在ですが、同じ3Pタイプでも
別のコンセントを使った事は無いので、なかなかおもしろい選択だと思います
グレード的にはオヤイデR1のベース素材となったアメリカン電気製の7110GD相当でしょう
この部分においては良い悪いではなく、好みの問題ですね

りあおうさんのCD

ここまでの試聴ディスクは りあおうさんの持ち込まれたCDです

さて、みゃ〜さんが所有の小型スピーカーを持ち込まれました
ここでJBL4312の結線はアンプから離れ小型スピーカーとビクターAX-900とのコネクションになります
4312の結線が外れたのでこの機会に、結線の改善ポイントだった日立電線MTSX-255の、
スピーカー側の端末処理を行う事にしました

MTSX−255の端末処理

MTSX-255はLC-OFC素材なので硬線で端末処理がかなり大変でしたが無事処理完了

その横ではみゃ〜さんのスピーカー試聴が行われています

持ち込まれた小型スピーカー




                                                                

先週の日曜日、懇意にしてもらっている hiden hideさん 宅にてオフ会が行われました 

こんにちは♪

おひさしぶり〜♪



そして Herbest Voices の電源ケーブル ZERO-AYANAMI を納品もしてきました
 
オフ会には hiden hideさん の友人の りあおうさん と、たびたびオフ会を行っている みゃあさんが参加です
久しぶりのhiden hideさんのシステム拝聴です
 
hiden hideさんは前回行った電源ケーブルオフ会以降、オーディオに対する情熱は、
超加速度的に進行していました(^o^;)
hiden hideさんのブログを拝見するたびに壁コンセントの交換はもとより、
数々の機器のグレードアップにともなう音の求道を行われていました
 
ゆえに自分の好みの音はよりはっきりしていき、セパレートアンプを導入試聴した経験から求められる音楽の
傾向はますます研ぎ澄まされるものとなられていました
音へのこだわりは、去年のオフ会の時とは まるで違います☆
パワーアップされたhiden hideさんに ZERO-AYANAMI は、はたして通用するのでしょうか?
 
hiden hideさんの友人、りあおうさんとはこの日が初対面です
ところがりあおうさんは私の事を知っておられました!?
なんと過去のオーディオ誌の私の自作作品記事の事をほとんど知っておられたのです!
これには驚いた、というか焦りました (^^;)
いつもは 「 名刺 」 代わりに 「 ここ10数年の7月号の載っていますので〜 」 と、言っていたのが、
今回はこちらから言うまでもなく先に知っておられたのですから〜 (^-^;)
おかげでオーディオの話は実にスムーズに進行したのは言うまでもありません♪

りあおうさん


hiden hideさんが導入したCECのトランスポーター+DACの音を聞きながらの談笑

みゃあさん登場


しばらくして みゃあさん が、やってきました



 

私立探偵 レイカ 


正月気分も ほどほど抜けた1月の半ば
大阪の河内にあるとある探偵事務所から、ひとりのエージェントが派遣された
名前はレイカ   キャリア年齢は不明だが、時として奇妙な勘が働くとの噂がある

今回の任務は山陽方面から関西を訪れる ある人物とのファーストコンタクトをはかる事
だがレイカにはコンタクトを行うべき者のリアルな情報はあまり与えられてはいない
面も解らなければ本名も知らない  むろん相手も同じくレイカの事を詳しくは知らない
さてどうしたものか

とりあえずレイカはその人物とのファーストコンタクトを行うべくメッセージを送ってみる
そう、実はレイカは相手はコンタクトの人物とは誰だかわかってはいる 
しかしリアルでの相手の事は全く情報がないので正面切っての正攻法でことを進めてみることにした

20時間が経過したが しかし、返事は来なかった
もっともレイカはこれも計算に入っていた
メッセージを読むにあたっては、相手は逐一チェックが出来ない環境にいられる事ばかりではないとの
情報は入手していたからだ
ただ、とりあえずこの時間なら・・・と目星をつけた時間帯からのメッセージ送信だったので
期待半分でもあったのは事実であった
「 前日にメッセージを送っても すれ違いもあるだろうし、仕方がないか・・・ 」
もう一度プランを練り直す事にした

とある情報によるとコンタクトの相手は大阪の中心地から少し離れた浪速にある河口というショップに
12日の午後に現れるという事をキャッチしていた
今回の任務は秘密裏に行うものではない事もあり、現地での探査もありうると判断した

小雨が今も降りそうな空の下、レイカはいつもの黒い愛車を使わずに
大きめのワンボックスカーで浪速の街に入った
レイカ自慢の愛車では今回の任務には不具合だと思ったからだ
時間は午後2時半過ぎ  コンタクトの相手は1時15分から3時までの間に確実にショップ内にいるとにらんだ
しかしその時間に闇雲に滞在しているだけでは、接触するチャンスを逃すリスクもある
そこでレイカはこの3時という時間に注目した
その時間から逆算して10分前 午後2時50分にショップに入いり、一瞬で状況を把握する方が
相手を特定しやすい、と

それにコンタクトの相手にメッセージが届いていない事を踏まえれば、
向こうはこちらがこの場所にいる事すら知らないことになる
ちょっとでも気を緩めれば相手は目の前を素通りしてコンタクトに失敗するかもしれない
だが、不思議とレイカにあせりはなかった
むしろここにファーストコンタクトの相手がいると思うだけでワクワクしていた

午後2時50分 コンタクトの相手がいるとおぼしきショップの3階の一室の前に到着した
ショップの名は河口  この界隈では老舗にあたる
レイカもこのショップには何度も足を運んだ事もありいろいろと勝手は知っている
おそらくそういった事があるから相手の面も名も知らなくても遭遇できるだろうという、
自信に似た安心感があるのだろう

この一室は基本的に、利用時間は1回のインターバルを除いては途中の出入りは禁止されている
また、ここに入室するには事前の予約が必要となり、飛び込み出の入室の機会は極めて稀ということも、
レイカは調査済みだった
入退室が自由に出来ないと言う事は逆に言えばこの部屋が開放される午後3時に的を絞ればいいという事
レイカは部屋の横に設営されているソファーに座り、カウントダウンの数分を待った

午後3時5分  予定より5分遅れて部屋のドアが開いた
中にいた数人が退出する
その一団を横目で追いながら入室しつつ、 「 違う、この人やこの人ではない 」 と、
レイカは瞬時に分析・判別する

部屋は開放されたにも関わらず20人近くがまだその部屋の中にいた
「 この中にファーストコンタクトの相手がいるのか? 」
さっきまでいた人数の半数は退出したが残りの半数はまだ中にいて談笑している
レイカの事前に入手していた情報と麗香のプロファイルによれば、恐らくコンタクトの相手は
定時である午後3時を過ぎてもすぐに退出はせず最後まで中にいるであろうという判断をした
その根拠は、この部屋にある今回のコンタクトの相手がもっとも興味を示す物があり、現物を前にしての
熟考のために来阪しに来ているという理由に基づいての推理であった

だが決定的な物証がない以上、そこから先を詰め寄るのは困難極まるところでもあった
ひとりふたりと退出するものが増えるなか、残った者は少なくなり目星が付けやすくなる反面、
目星たる情報が欠落しているのである
部屋から人数が減るのとは裏腹にレイカにプレッシャーが徐々に かかりだしてくる
「 どうする?どうする・・・?! 」
もはやレイカにはコンタクトすべき相手がどれなのかを判別する術はない

しかし、レイカはひと呼吸おいてもう一度ファーストコンタクトの相手の情報を頭に羅列してみた
そしてある決定的なヒントが脳裏に浮かんだ


「そうだ・・・! コンタクトの相手は車も趣味だ しかもその車はそんじょそこらの車ではない 」
「ドイツが誇るブルーのあの車のコクピットに収まるにはそれ相応の身なりを普段からされているはず 」

レイカも日本が誇る黒い車を乗る者として、相応の身なりであるのが身についている
車を愛でる者として相応しい身なりは、一朝一夕では身につかない反面、それが身につけば
ナチュラルに普段から着こなす事が出来る事を知っていたのだ

「 この中で青い車に相応しい格好の人は・・・ 」

レイカの前方左前に、熱心に部屋の対象物を見つめる一団  都合一団だが無関係の中のひとり
そしてその人はレイカが考えうる 青い車に相応しい身なりでもあった
その人は部屋のドアの前にいたレイカの横を通り過ぎようとした
レイカの真横に来た瞬間 小粋なグラスをかけている人物の目が合った

レイカは目の合ったその人に尋ねた

「 そうてんさん・・・ですね? 」
http://souten77.blog86.fc2.com/


午後3時16分コンタクトに成功  レイカの任務は完了した


河口無線の試聴会会場









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