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Leica Matsumoto

Author:Leica Matsumoto

名前 : 松本 麗香


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オーラトーンの総合カタログ

5C−Vカタログと5C



私の所有するカタログは、5Cではなく防磁仕様のモデル 5C−Vが掲載されたものである
5C−V以外にもトゥイーターが装備されて大きくなった5CT−Vや
ヤマハNS−10Mと同程度の大きさのT6−Vというモデルが掲載されている
意外だが5C以外は、2ウェイでありバスレフなのである
 



 
 
2組のオーラトーン5C よく見ると既に所有している5Cとは微妙に仕様が異なっている

私の知る限りでは5Cは、オリジナルともいえる そっけない立方体のものと、
ブラウン管に近接して設営するために防磁処理をユニットに施した5C−Vという機種と、
ユニットが全面改装され少し大きくなったものくらいしか知らなかったのだが、
この5Cはそのそっけないながらも違いが確認する事ができた


AURATONE 5C


エンクロージュアもユニットもほぼ同じ大きさだが、フロントバッフルの縁取りは金色と黒

エンブレムの違い


保護スポンジにつくAURATONEのエンブレムが違う
黒縁のほうはしっかりとした立体型で銀と黒の色取りだが、
金縁は薄い金属に金黒の印刷



5Cのユニット


ユニットも微妙に違う



5Cリアバッフル


入力端子は両機ともバナナプラグ対応のネジコミ式だが端子のマウント方法が違う
黒縁はプラスチックベースに取り付けられた端子でリアバッフルに奥まって搭載されている
金縁はリアバッフルに直接取り付けられている

また金縁はエンクロージュアへ直接印字されている箇所は少なく、
リアバッフルにはシールで印字処理されている


いろいろ調べているとこの5Cは多くのヴァリエーションが存在しているようで、
この他にも入力端子がドライバーで ねじ込むものもある

プロに採用されている機器にしては けっこう仕様の違いがあるようだ
恐らく音質は統一されてはいるようだが、オーディオ的見地でいえば入力端子に違いがあれば音は必ず変化する
ただ5Cのもっとも重要な帯域である中音域に関しては変化は ほとんどないので、
モニターチェックに関しては支障はなかったものと思われる





 


 

長い期間愛用しているオーラトーン5Cだが、昨年ひょんな事から
もう1組の5Cを入手した

 4機の5C



私のささやかな野望は、オーラトーン5Cで5.1chのシステムを構築する事である(^-^)




 
 
 
フルレンジ・密閉型の立方体の小さなスピーカーのオーラトーン5C
手に持ってみるとズシリと重く感じる

auratone5c



量販家電店で賑やかにデモンストレーションをしている小さい一体型の
コンポに付属しているスピーカーと比べてみる
大きさは付属スピーカーの方が大きいし、2ウェイのユニットを有している
しかし、持ってみると事のほか軽い
いや、本当は重いのかもしれないのだが、密度感というか実体感といおうか、
頼りない質量感なのである

質量を量り比べれば、軽いはずの5Cの方が なぜか重く感じる
もし・・・ミニコン付属のスピーカーを叩きつけたら恐らく木粉をふいて簡単に破砕してしまうだろう
オーラトーン5Cなら? 
大きな傷が付くだけで、ユニットと端子が壊れていなければ、
何事もななかったように音楽を奏でるだろう

オーラトーン5C



方式        密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット    フルレンジ12.5cmコーン型
周波数特性     50Hz〜18kHz
出力音圧レベル   89dB
インピーダンス   8Ω
許容入力      60W
外形寸法      W165×H165×奥D165mm
重量        2.5kg







 

最初にオーラトーン5Cを鳴らすと大抵の人は音の悪さに顔をしかめるであろう
高音も低音もまるで出ない カンカンとしたナローな音・・・
そう、これが5Cの音である
しかしこれは音楽を聞いたときの評価である
これをヴォーカルだけ  いや声だけの音源を聞いてみるとその声のリアルさに驚くはずだ
これがオーラトーン5Cがもっとも得意とする帯域なのである

元々オーラトーン5Cがモニター用途に使われていたのは主にアナウンスの音声モニターである
この音声帯域にマッチングしているため、音声モニターとしては良いけれど、
逆によりワイドな帯域で構成される音楽モニターには向かない
また小さなスピーカーで聞いた時にどんな音になるのか を、チェックするために採用されることが多かった
これは主にAM、FM等ラジオのトークやテレビ放送の音声チェック用として
ミックスダウン時にニアフィールドで聞くモニターとしてミクサー卓の上によくセットされている
それだけに 「 声 」 には自信があるスピーカーだと言えよう

しかしこの 「 声 」 の良さを活かしつつ何とか音楽鑑賞にも使えないか?

その答えはあまりにも簡単だ

アンプのトーンコントロール BASS TREBLEを最大に利くように調整すれば良い
たったこれだけで、何もしていない5Cとはまるで別のスピーカーのように
「 聞ける 」 スピーカーに変貌するのだ
もともと声の帯域には非凡な再現性があるスピーカーだから、その上と下の帯域を
ブーストするだけでいいのである

トーンコントロールを使うことに抵抗がある方もいるだろうが、
オーディオは機材の音をチェックするのが目的ではない
音楽が心地良く聞くのが目的なら、アンプに付いている機能を活用するのが当然では?
ましてや人間の耳に一番敏感な声の帯域を再現するのに長けたスピーカーならば、
上と下を拡張すれば文字通り 「 鬼に金棒 」だと思うのだが?


Manish & 5C



なんだかんだで私にとっては一番付き合いの古いオーディオ機器になってしまっている
これもひとえに私にとっての 「 音の原器 」 だからである
私が他のスピーカーの音を判断する基準とは、オーラトーン5Cのヴォーカル帯域なのである






我が家にオーラトーン5Cがやってきてもうずいぶん経つ 
フルレンジユニット一発しかない密閉型のスピーカーだが、
持ってみると意外に重い

最初に置いたのはその当時使っていた大型スピーカーの天板であった
元々それほど大きくないのでどこにでも置けるのだが、事のほか磁力は
強かったのでブラウン管のテレビの近くには置く事はできない
しかしテレビのビームとスピーカーの磁力が近接していても干渉しない位置が
どこかしらあるので、その場所が音出しと視聴に差し障りがなければセットできる
その後はモニターテレビの上にボードを敷いた上に5Cをセットした

セッティングはそれほど気を使った事はないが、必ずインシュレーターを挟んで使っていた
まだ 「 使いこなす 」 オーディオの初心者だった頃は
インシュレーターに消しゴムを使用していた
そのほかにも10円玉を挟んだりもしていた
これらは昔 愛読していたFMレコパルという雑誌の名物コーナーであるリスニングルーム診断の
コーナーにてよく使われていたテクニックである
その後 経験値も上がってきた頃には消しゴムの使用はしなくなり、かわりにブチルゴムを使うようになった

スピーカーターミナルは太いケーブルは使えない大きさで1.5sqが精一杯
しかしバナナプラグ対応なので太いケーブルを使う場合はバナナプラグで対応可能だ
だがバナナは使わないで大体1sqくらいのケーブルをあてがっていた

このように、使いこなしにおいてはそこそこ行っているのだが、どちらかというと
全力で使おうという姿勢ではなく、もっぱらお気楽に使う いわば脱力系であった

なぜそうしたのか   ・・・恐らく自作スピーカーを作る時、最初に作ろうとするフォルムに
酷似していたからなのかもしれない
しかしその小気味いい適度な脱力のそれは、まさに 「 飄々 」 と表現するべきなのかもしれない
オーラトーン5Cは、これ見よがしに表には出さない懐に深さを持っている


 
 

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