いただいたCDのタイトルは 「 ウクレレウルトラマン 」
このCDには、ワンダバダでおなじみの 「 MATのテーマ 」 が収録されているのだが、
これはオリジナルではなくカバー曲である
私がそのワンダバダが好きだとの事で選んでくれた品で、
CDのレビューによると 「 脱力系 」だと教えてもらった

まぁ、単純にいえば ぺろんぽろろん♪ なハワイアンチックなウクレレがメイン楽器で、
それを使ってウルトラマンの曲を演奏する・・・といった昔からあるような企画物の
ひとつなんだろうなと 聴くまではそんな風に思っていた
現にクラシックやジャズにアレンジされたウルトラマンの曲はLPやCDにもされている
そのうちのひとつなんだろうな、というくらいの認識だった
それまでのアレンジされたものは、ほとんどが主題歌ばかりであり、
さほど興味を引くようなものでもなかったのだが、
ウクレレウルトラマンは主題歌だけではなくワンダバダを加えていたことが興味深かった
何気にメインシステムで聴いてみた
CDプレーヤー TEAC VRDS−20
プリメインアンプ サンスイ AU−α607MOS PRE
スピーカー オーディオフィジック ブリロン1・0
聴き入ってしまった・・・ というか圧倒された内容であった
確かに2曲目の初代ウルトラマンや4曲目のウルトラセブン、6曲目のウルトラ少年の歌、
7曲目の帰ってきたウルトラマンは、その宣伝どおり脱力系だったが、
それ以外は完全に本気であった!
上記4曲と12、13曲目のブースカは脱力系というより、リラックス系だと
言い直すべきかも知れないが、その他は完全に聞く者を圧倒するポテンシャルを有していた
それに気が付きはじめたのは3曲目の特捜隊の歌からであった
しかし4曲目のウルトラセブンの歌でまた脱力系に戻ったのだが、
5曲目のULTRA SEVENを聴いた時 、「 やられた! 」 と思うほど
カッコいい曲が流れたのだ!
原曲のULTRA SEVENは番組内での挿入歌というかイメージソングなのだが、
メロディーもそうだが当時としては相当斬新であろう英語による作詞とあいまって
子供番組とは思えないハードな曲として番組を盛り上げたのだが、このイメージを壊すことなく、
いや、壊れるどころか新作としても充分に 「 聴ける 」 仕上がりになっている
ウクレレのCDといってもウクレレだけの演奏ではなく、ギターで脇を固めているのだ
コーラスも入っているが、これも必要最小限でうまくまとめられている
ウルトラセブンは昭和40年前半の作品だが、完全に現代風にアレンジされている
この編曲はなかなか凄い
そして次の曲はワンダバダ MATのテーマである
これもウクレレベースの演奏だが、ワンダバダのスキャットを充分聞かせるものとしている
と、いうのも元々のBGMではこのメロディーはいろいろアレンジを加えられて
使われているので、演奏のみではMATのテーマというのを伝えにくい
そこでやはり原曲同様にワンダバダスキャットを加えたのだと思う
これもまた仮に番組内で使われてもまったく違和感なく、
またニューバージョンのMATのテーマとして紹介されても歓迎される出来栄えであろう
しかし何よりも私にとっては、音が良く聞こえることが一番の驚異であった
本気の演奏 本気の録音 力を抜いているのは企画だけというちょっと裏をかかれた気分でもあった